第十一回ホームムービーの日in弘前ゲスト、坂本英紀さん

第十一回ホームムービーの日in弘前は二部構成で、

第1部15:30〜(17:00終了予定)
みんなでおはなしをきこう
第2部 17:15〜(19:00終了予定)
みんなでえいぞうをみよう

となっています。
このうち第1部の「みんなでおはなしをきこう」では、個人の記録である8ミリフィルムを地域で活用している「NPO法人20世紀アーカイブ仙台」坂本英紀さんにお越しいただき、活動についてわかりやすくお話ししていただきます。

坂本英紀(さかもとひでき) NPO法人20世紀アーカイブ仙台理事長

1961年生まれ。1989年映像制作会社・クリップクラブ設立し、映像制作業務の傍ら8ミリフィルム映像の収集・保存、デジタル化を開始する。2009年NPO法人20世紀アーカイブ仙台設立。2010年、NPO活動として、昭和の懐かしい写真集と映像集『クラシカルセンダイ』出版。同年「回想法レクリエーション出前講座」を開始。東日本大震災後は、被災地や仮設住宅にて「回想法・昔を語る会」、「映画上映会」など実施している。2012年には震災写真集『3.11キヲクのキロク』、2013年には震災復興記録写真集『3.11キヲクのキロクそして今』を出版。

第十一回ホームムービーの日in弘前ゲスト、柳下美恵さん

第十一回ホームムービーの日in弘前は二部構成で、

第1部15:30〜(17:00終了予定)
みんなでおはなしをきこう
第2部 17:15〜(19:00終了予定)
みんなでえいぞうをみよう

となっています。
このうち第2部の「みんなでえいぞうをみよう」では、弘前を中心とした8ミリフィルムの映像を上映します。
今回はサイレント映画ピアニストの柳下美恵さんをゲストに迎え、無声のフィルムは生演奏付きで上映いたします。

柳下美恵(やなしたみえ) サイレント映画ピアニスト

武蔵野音楽大学ピアノ専攻卒業。1995年に朝日新聞社主催の映画生誕100年上映会でデビュー。国内の映画館、映画祭、大学の公開講座の他、ボローニャ復元映画祭、SEAPAVAA(東南アジア太平洋地域視聴覚アーカイブ連合)会議、ポルデノーネ無声映画祭など海外公演も多数。ホームムービーの伴奏はHMDの「≪今年の一本≫上映会
in 弘前」を始めとして各地で行っている。DVD『裁かるるジャンヌ』『魔女』(紀伊國屋書店)、Blu-ray『裁かるるジャンヌ』(英Eureka
Entertainment)で伴奏を担当。新作映画の音楽も手掛け、日々映画へ愛情を傾けている。

HMD弘前、作業公開中!

10月1日より、「ホームムービーの日」会場である「めん房
たけや」や、弘前市民参画センターにて、ご提供いただいたフィルムのチェックや試写といった作業を公開で行います。

他の人に見せるのは恥ずかしいけど、自分のフィルムに何が映っているのか確認したいという方、映写機を見てみたい方、ぜひ遊びにきてください。
場所や時間はお問合せください

HMD弘前より

HMD弘前は、青森県弘前市で、ちいさな映写機をカタカタ鳴らしながら「ホームムービーの日(HMD)」を開催している市民団体です。
8ミリフィルムが何だかよくわかっていなかった2006年の初開催以来、NPO法人映画保存協会や、秋田県大館市で8ミリフィルムの定期上映を行っている絵夢人倶楽部、三沢市先人記念館の学芸員であった堀内彩子、弘前市をはじめ遠くはむつ市や八戸市からフィルムや機材を持って駆けつけて下さった地域の方々の協力を得て上映を重ねてきました

そんななか、昔の地域の様子がわかる貴重な映像が、個人の家庭のプライベートフィルム、いわゆる「ホームムービー」のなかに映り込んでいることがわかってきました。
弘前市だと、さくらまつりや土手町のカルチュアロード、土淵川や岩木川の水害の様子……
このような映像が存在することを弘前市のみなさんに知ってもらい、もしあなたの家の片隅に眠っているフィルムがあれば、どうか捨てないで保存してほしいと伝えたいという気持ちも出てきました。

さて、地域の映像が地域で保存され、活用されるということは、どういうことなのでしょうか。
今回は、実際に8ミリフィルムの映像を保存、収集し、地域で活用している先輩である、NPO法人20世紀アーカイブ仙台の坂本英紀さんに活動の様子をお伺いします。
8ミリフィルムには音が入っていないものも少なくありません。いつもの上映では、音のないフィルムをみながら、みんなで「あの服なつかしい!」「ここ知ってる!」と好き勝手おしゃべりするのですが、今回は、サイレント映画ピアニストの柳下美恵さんに生演奏してもらいながらの上映も行います。
まだ「ホームムービーの日」を知らないみなさま、この機会にぜひおいでください。

ところで、このチラシの表の写真は、チラシを作成してくれたデザイナーが弘前市立図書館所蔵の昔の写真から選んでくれました。彼からその話を聞くまで、お恥ずかしながら私は、図書館に昔の写真があって、それを市民が利用することができるという事実を全く知りませんでした。
地域の「ホームムービー」も、いつか、地域で保存され、市民が見たい時に見られる環境になればと思います。

HMD弘前では、今後も地域の方々や団体とゆるやかにつながりながら、フィルムというメディアの保存と活用のみちを模索し、家庭の記録であると同時に地域の記録でもあるフィルムを、地域の人たちと共有していくことを目指します。